- ダイエットを続けるのって難しいなぁ
- 努力してるけどなかなか結果が出ないなぁ
- 意志が弱くて、なかなかダイエットを続けることが出来ない
今回はそんな方の疑問や悩みに答えます。
この記事の前半は「ダイエットで努力すると続かない理由」を説明します。また後半では「ダイエットを続けるための対策 (ダイエットの分析手順)」をまとめてあります。
最後まで読んでいただくことで、今よりもダイエットの正確なアプローチを自分で出来るようになります。
ダイエットが続かない人は「努力」で何とかなると思いすぎている

結論から言うと、ダイエットは努力しすぎない方がいいです。
努力することって、たいていは「頑張ること」みたいな印象だと思うんですけど、ずっと頑張り続けるって普通は難しいです。人生で頑張らないといけないことは、他にも結構ありますからね。
今までの人生でも「無意識でずっと続けてることは何か?」って考えてみると、好きなことや楽しいことが多いと思うんですよ。あまり努力って感じはしないですよね。
とはいえ「何でも始めは努力だろ!」という意見もあると思います。確かに始めは努力してみて、後になって楽に習慣になってきたという経験は僕にもあります。
ただ僕の感覚(15年の指導経験から)ですが、ダイエットにおいての努力は全体の30%ぐらいのイメージでいいと思います。
では、その理由を具体的に説明していきます。
ダイエットが続かないメカニズム
ダイエットが続かない人のメカニズムは主に2つです。
- 〇〇ダイエットやろう→努力する→結果出る→続けるのが辛い→体型が元に戻る→辞める
- 〇〇ダイエットやろう→努力する→結果出ない→モチベーションが下がる→辞める
1の場合は方法がそもそも方法が辛すぎる場合が多いです。
例えば糖質を50g以下にするという方法に沿ってダイエットしたけど、甘いものがどうしても食べたくなったり、頭が痛いなどの辛い症状が続くなどです。今のまま継続するのではなく、方法を変えるなど修正すべきです。
2の場合は結果が出ていないのが原因です。
なので結果に繋がるように見直し、修正していきましょう。遅れて結果が出てくることもあるので、それまで待ちきれるかどうかも大切です。
この2つの続かないメカニズムの共通は途中で「修正」していないことです。考えて修正することをルーティン化すれば、徐々に良い方向へ向かうはずです。始めから上手くいくとは限りません。
努力に頼りすぎると「思考停止」で自爆します
「努力こそ正義派」は思考停止になりやすいので注意です。
ここでの努力とは「1度決めたことをやり遂げる力」みたいな感じで考えてください。努力するのは良いことですが、これに固執しすぎると自分で考えて修正することがおろそかになります。
例えば、芸能人の〇〇さんがやってたダイエット方法!これなら私でも出来そう!みたいにテレビや広告で美化された話を真似するだけ。僕らダイエットトレーナーは、こういう類のに飛びつくことはありませんが、一般的には多いですよね。
そして、トライしてみて上手くいかなかった時、自分で考えることをせずに「努力が足りないのかな」とか…これ完全に思考停止です。そして挙げ句の果てに「頑張れなかった自分を責め、他人と比較して自爆」笑えません。
解決策は案外近くにあリます。もっと「今やっていることを修正することへ力を入れるべき」です。
ダイエットは努力3割、その他7割ぐらいがベスト
努力は3割、その他のこと(分析、修正、工夫とか)に7割の労力を使いましょう。
ダイエットに関していうと、残念ながらまだまだ「やる気や根性論」がまかり通ってる世界なんで、その他7割のことをきちんと出来ている人が少なすぎる印象です。
本当に根性を出す必要があるのは筋トレの最後の2~3回の追い込みとかです。その時のために根性は残しておきましょう。
では、その他7割は具体的に何をしていくか説明していきます。聞いたことある人も多いと思いますが、物事を継続的に進めるためのPDCAサイクルが大切です。
PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、生産管理や品質管理などの管理業務を継続的に改善していく手法のことです。こちらの読みやすくまとめたサイトより抜粋しました。

PDCAサイクルはビジネスシーンで使われることが多いですが、ダイエットでもこのサイクルを上手に活用しましょう。ダイエットが続かない人の特徴としてPlanからのDoで終わって、またPlanとDoを繰り返るという傾向があります。CheckやActionのことまで考え、PlanとDoは出来ていますか?
こういうのを書くと専門的すぎる感じがしますが、身構えて考える必要はありません。わざわざPDCAサイクルを他で調べたり勉強する必要もありません。
以下で説明していくことを試してみるだけでオッケーです。初心者でも簡単にできるようにまとめています。
「分析」できるとモチベーション関係なく継続できます
ダイエットを続けるためには「分析」しましょう。
ダイエットが続かない人は修正がうまく出来ていないことが多いです。上のPDCAサイクルで言うとC→A→Pの部分が修正です。評価し、改善し、また計画を立てる部分ですね。
そのために必要なのが、今やっていることを正しく評価するための分析力となります。分析ができると、評価するために、また計画を立て行動するようなります。そしてまた分析の繰り返しです。
この正のループを繰り返すことで、自分の意志に関係なく勝手に行動するようになりるので、モチベーションが続かないなんてこともなくなります。
では次からはダイエットを自己分析するための手順を説明します。
ダイエットを自己分析するための手順(シンプルです)

ダイエットを自己分析する手順を簡単にまとめました。なるべく読みやすいように、シンプルに3段階で理解できるようにまとめています。
- 体重?ウエストサイズ?評価基準を決めておく
- 体重や体脂肪率を正しく評価する方法
- 改善が必要な場合は情報を集めて(工夫するため)
正しく評価、分析しないとせっかく考えた改善策もズレが生じるので成果に繋がりません。
体重?ウエストサイズ?評価基準を決めておく
まずは分析しやすくするために評価基準を決めておきましょう。
体重でも体脂肪率でもウエストサイズでもいいです。自分が変えたいことで評価が可能なものを決めておきます。
分析しやすいように、可能な限り数値化できるものにしましょう。写真で見て比較するでも大丈夫です(鏡だけでなく写真を撮る方が客観的に見れるので分かりやすい)。
体重や体脂肪率を正しく評価する方法
体重や体脂肪率は1週間平均を計算しましょう
「昨日より体重が0.5kgも増えてる!どうしよう。体重計乗りたくない」みたいなこと良くあると思うんですが、0.5kgぐらい水分や排便の影響により余裕で変化します。
1日の変化なんてたいして問題ないのでどっしり構えておいてください。旅行で2~3kg増えた体重は2週間後どうなってますか?そのまま増えっぱなしなんてことはないでしょう。
1年で10回も旅行すれば20kg以上体重が増える計算になります。そんな馬鹿げたことはあり得ません。体脂肪率でも同じように考えて大丈夫です。
ではどのように評価するかというと「1週間平均を現在の体重と思って計算する」です。5日でも10日でもいいですが1週間がやりやすいです。1週間の平均を計算して、それが減っていたら上手く行っているということです。
数値をメモして電卓を叩いても良いですが、超便利なアプリなんかもあります。僕が使っているのは「Recstyle」です。
これは僕の記録ですが日々の入力を行うだけで、1週間平均を自動で計算して、しかもグラフにしてくれます。入力もスクロールで簡単に出来ちゃいますのでかなり便利です。
下にリンク貼っておきます。もちろん同じ類のもので良いものがあれば、それで構いません。
https://apps.apple.com/jp/app/recstyle-カロリー管理と体重記録のダイエット-アプリ/id709213946
App Store
Google Play ダイエットが続く!健康的にやせる体重管理アプリ『RecSty - Google Play のアプリシンプルな体重記録で続くダイエット! ダイエット中の女性向け&筋トレ中の男性向けの機能が充実! 体脂肪・筋肉量もグラフ管理で振り返り、理想の健康ボディを実現!
改善が必要な場合は情報を集める(工夫するため)
次に分析して工夫するために情報を集めましょう。正しく評価して、うまくいってない部分を改善します。
ダイエット情報は何のために調べますか?自分に合いそうな都合のいいものを探すだけ、楽に出来そうなものを探すだけになっていませんか?それだけでは、もったいないです。
分析の制度を高めて工夫するために探すのです。行き当たりばったりでダイエット情報を探すよりもかなり効率いいです。
例を出します。こんな感じで必要な部分を掘り下げて情報を集めてみましょう。
- 総摂取カロリーを毎日1500kcalにしてみた。
- 毎日だと辛くてたまには焼肉にビールも楽しみたい。
- 情報を収集してみる。すると「日常の食事は1500kcalほどに控え、特別な日の食事は2000kcal以上食べてもうまくいく」というのを見つけた
- さらに詳しく調べると「特別な食事は1週間に1~2日程度にしておくと、それほど大差なくダイエット効果を維持できる」ことがわかった。
どうですか?段階的に必要な部分を整理しながら情報を収集するできていませんか?かなり効率がアプします。繰り返しますが、今やっていることを分析し工夫するために情報が必要なのです。あるダイエット法を宗教的に信じて盲進するためではないですよ。
分析が苦手という方へ(得意な人へ任せよう)
分析が苦手ならプロへ任せるのが効率的です。
今まで書いてきたことを「いざ実践しよう」と思っても難しく感じる人もいるでしょう。そもそも分析など理系のことは男性的な脳を持つ人が得意としてることが多いです。
なので苦手だなぁと感じるなら、経験豊富なプロのダイエットトレーナー(パーソナルトレーナーや栄養士)などに相談しましょう。
今まで評価・分析をたくさんしてきてる専門家ですから、自分1人で考えるより精度が高いですし、悩んでる時間も短くて済みます。
まとめ
ダイエットを継続するには努力に頼りすぎず、正確に分析しましょう。
分析、修正を繰り返しているとモチベーションに左右されにくくなります。
すぐに諦めそうになったらこの記事に戻ってきてください。
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